私が友人と待ち合わせをしている場所や週2で通っているスポーツクラブの近くなどで彼らしき人物を目撃するようになりました。
最初は他人のそら似かとも思っていましたが私が確認しようとすると必ず逃げていくように去っていきます。
私が通っているスポーツクラブの2階は全面ガラスになっているので外がよく見えます。スポーツクラブの中から外の様子を伺っていると彼が立ってこっちを見ていました。しかし彼の方は気がついていない様子でした。
その後も彼とは交際を続けていたのですが、会っている時は今までと変わらない様子でした。
今までのことを友人に話すと『それってストーカーじゃない?』と言われました。私にとってストーカーというのは全く別世界の話だと思っていましたのでとても衝撃的でした。
私の友人が部屋へ遊びに来たときに彼の話をしていました。
今までの出来事やスポーツクラブで目撃をしたという話をしていたのですが突然彼から電話があり『今まで話していなかったんだけど気になってスポーツクラブへ何度か見に行ったことがあったんだよね。ゴメンネ』という内容でした。私と友人はビックリしました。これって偶然?もしかして部屋が盗聴されているのでは?暫くの間、私と友人は顔を見合わせたまま沈黙が続きました。
そして友人が『ご飯でも食べに行こうか』と言ったのでアパートを出たのですが、そのときに友人と2人でアパートの近くを見てみましたが彼の姿はありませんでした。
友人と近くのファミレスに入るとお互い緊張が解けて『さっきの電話は何だったんだろう?』という話になりました。どうしても私は彼が盗聴器を仕掛けたとは考えたくはなかったのでたまたま偶然なんじゃないかと話したのですが、友人は偶然にしては『タイミングが良すぎない?』というのです。ストーカーといい盗聴といい私にとってはテレビや映画の話でしかありませんでした。ただ、盗聴に関してはどうしても信じがたいところもあり、私は一人暮らしですので普段はテレビくらいの音しか聞こえないと思うので盗聴器を仕掛けても何の意味もないと思っていました。
そして、その後も他の友人と私の部屋で話をしていたときにも彼から電話があり、『今、家にいるよね?誰かと一緒?』とか自宅でしか話していない電話の内容とか部屋での会話を彼が知っているということが起きました。
にわかに信じがたい盗聴でしたが、私の中で疑惑から確信に変わってきました。
ついに私は決心し、彼に盗聴について問いただすことにしました。
彼を自宅に呼び『この部屋に盗聴器を仕掛けてない?』と聞いたら、彼は『盗聴器なんて仕掛けるわけないだろ!』と急に怒り出しました。それでも私が『どうして私が家に帰ってることや友人が来ていることを知っているの?』と切り出すと『それはたまたまじゃないの?』『近くで見かけたこともあるし俺は絶対に盗聴器なんか仕掛けてないよ!』と盗聴器を仕掛けたことを否定しました。確かに私も冷静に考えてみたら『盗聴器を仕掛けたでしょ?』と聞いて素直に『仕掛けた』と答える人はいないなと思いました。
私はだんだん精神的にも疲れてきたので彼とは別れようと思い。彼に『私たちもう別れましょう』と切り出しました。すると彼は意外にもあっさり『分かった、お前がそこまで言うなら別れよう』というのです。
彼はストーカーみたいなことや盗聴までしているのにこんなにあっさり別れることに同意するとは正直言って驚きました。
そのとき私はもしかしたら彼は盗聴器なんて仕掛けていなかったのではないか?という気持ちに一瞬なりましたが、すでに私の精神はピークに達していたので考え直すこともなく別れることになりました。